絵本から教わること。
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12月13日、金曜日。
暖かかった昨日とは一転して、
真冬の寒さが戻ってきました。
気温差で体調を崩さないように
気をつけて下さいね。
昨夜、息子が学校で借りてきた本を
一緒に読みました。
『ぼくとかあさん』
ぼくとおかあさんは
山奥の小さな家でふたり暮らし。
おかあさんはいつも優しくて
泣き出すと、すぐに飛んできて
抱きしめてくれた。
どんなに貧しくても
お友達と同じように
新しい靴を買ってくれた。
自分のものは買わないで
ぼくのものばかり揃えてくれた。
ぼくを一番に考えてくれた。
大人になり、家を出て、
新しい生活を始めたら
すっかり町の暮らしが楽しくなった。
おかあさんから電話がきても、
「いま、忙しいんだよ…」
「そのうち帰るから…」
しばらくして
しぶしぶ家に帰ってみると
玄関には、靴がいっぱい並んでいる。
「おかあさん、寂しいなんて言って、
こんなにお客さんが来てるのに!」
でも、違った。
よく見てみると、全部ぼくの靴だった。
ほくは泣いた。
かあさんは、ぼくをひとりにしなかったのに、
ぼくは、かあさんをひとりにした。
**
ぎゅっと短くすると、
こんな内容の絵本でした。
大人になると
大切に育ててもらったことを忘れて
ひとりで大きくなったような気になる。
自分の“今”に忙しくなり
親のことを後回しにしてしまう。
また今度、落ち着いたらね。
でも、時間なんて勝手に空かない。
落ち着いたら、きっと他のことをする。
大切な時間は、
自分で確保しないといけない。
一昨日から
父が入院することになりました。
幸いにも、手術などはなく
点滴治療で大丈夫とのこと。
父も心配ですが、
母のことも心配です。
会いにいけたらじゃなくて、
ちゃんと会いに行こう。