青果店の真っ赤な苺。

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職場へ向かう途中に、

昔ながらの小さな青果店があります。

 

気になってはいたけれど、

なんとなく勇気が出ないでいました。

 

でも、

幼稚園最後のお弁当に

苺を入れてあげたくなって

急遽立ち寄ることにしました。

 

そーっとドアを開けると

おばぁちゃんがお出迎え。

 

「苺はありますか?」と訪ねると、

冷蔵庫から箱に納まった苺を

大事そうに持ってきてくれました。

 

それを見て思わず「高いですか!?」

 

いくらですか?って聞けば良かったと

後になって反省…。


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真っ赤な苺。

甘くて美味しそう。

 

値段は1パック400円。

よしっ、これなら買える^^

 

息子のお弁当の話をすると、

「もうすぐ卒園なのね、おめでとう。

入学式はいつ頃?」と

優しい声で話してくれました。

 

ほっこりした気持ちで帰宅し、

買ったばかりの苺を一粒味見。

 

まわりは甘くて、中は酸っぱい苺。

 

物凄く甘いって訳ではないけれど

どこか懐かしい味。

 

お砂糖をまぶし、牛乳をかけて、

苺と混ぜて、きれいな色になったと

喜んでいた頃を思い出しました。

 

苺がもったいなくて

子供には秘密にしていた食べ方だけど、

今度教えてあげようかな^^